ブラック企業ほど礼儀・礼節を重んじる
いやいや。語弊があるような書き方をしてしまいましたが、礼儀・礼節なんてどうでも良いって言っているわけではないんですよ。
そういうものは職場の雰囲気が勝手に作ってくれるものであって、社会人にもなって挨拶とか礼儀とか強制されるもんじゃないでしょ?って話。
毎朝朝礼で誰かかどうでも良い話をしたあとに、「おはようございます!」「いらっしゃいませ!」「いってらっしゃい!」「今日も一日がんばろー!」って全員で言うの。で声が小っちゃいと「やりなおーし!」って言われて社長が納得するまで言わされるんです。
で、こんなの意味ないじゃん。おはようございます!って出社した時に言えばいい話だし、いらっしゃいませ!って言っても、食品の問屋だから運送会社の納品位しか倉庫に社外の人こないし、さらに「いってらっしゃい」ってなんだよ。会社にいる人が外出する人にかける声だろ。なんだそれ(笑)
我が社の月曜日の朝は忙しい。それなのに30分も朝礼をやるバカ会社
一日中会社にいて「暇だ」と思うことは無い会社です。
その中でも、月曜日の朝は一週間で最も忙しい時間帯になります。
土日に起きたクレームの処理やら、土日の間に届いた受注の処理やら、なんやらかんやら。
平常時の1.5倍動かなきゃいけないのが月曜日の朝なのです。
なので朝礼はスピーディーにしゃべる言葉も1分以内というのが我が部署の暗黙のルールでした。
朝礼には毎月「テーマ」というものが決められ、そのテーマに沿った内容のことを何かスピーチします。
今月のテーマは「業務改善及び業務効率化」
同僚Nはある月曜日の朝礼でのスピーチで
「月曜日の朝は受注処理で忙しいし、電話も多くなる。現に今私が喋っている間にも4人も電話対応をしている。月曜日の朝礼を廃止するのは大きな業務効率化に繋がります」
その話を勇者Nがしているとき、残念ながら私はクレーム処理の電話対応中だったので横耳に聞いていたんだけど、正直「コイツすげー」って思いました。
みんなが言いたいことを勇気を振り絞って代弁してくれたんですね。
で、社長のありがたい毎日同じ訓示を前にして、「電話対応がありますので以上です」とスタスタと自分の席に戻り、朝礼中も鳴り響くが、誰も対応できない着信音に対応してくれました。
私達が電話対応しているにも関わらず、他の部署の人達はボーっと社長の話を聞いてますが、私達業務課の人間が全員戦闘モードに突入です。
一旦業務が始まると、電話が鳴りやみ、だれも電話をしていないタイミングってほとんどないんですが、ずーっとしゃべり続けていた社長がついに
「朝礼中は電話回線切れ!」と訳の分からないことを喚きはじめました。
会社の回線なんて切れねーよ。バーカ。
お客様対応よりも自分の話を聞けという社長。
この会社に未来はない。
はぁー。転職したい。
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